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今日の盗みはヒゲの生えたおじさんの店。
そのヒゲが生えたおじさんとは元貴族で落ちぶれて商人になったがそこら辺の市民よりは金持ちでいい品物が毎日揃っている
元貴族だけあって貴族の中で流行っているもの、貴族がよく食べるような豪勢な食べ物、家具、財宝などを売る専門店を営み、貴族御用達とされていた。
そこらの市民は入ることすら許されない
「イー、いつもより大変そうだから武器多めで」
「わかった」
「アール。お前も多めに持っていけよ。うまく使えなくてもいいから相手に刃物を向けて反抗の態度だけはとれ。じゃないと自分の心まで持っていかれる。」
「心が持っていかれる?」
「自分のほうが弱いって心が思うんだ。そんなことになったらすぐに捕まる。俺は大事な仲間を失いたくないからな!」
そう言ってリンはニカッっと笑った。
私は仲間という言葉で胸が暖かくなるのを感じた。
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