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少し薄暗くなってきた
ここから今日の任務がはじまる
「よし、いくぞ。」
「よし。」
リンの声に合わせて全員黒マスクをつける
私達盗賊団のシンボルだ
このマスクをつけたとき二人の目つきは豹変する。いつもの温厚な二人とは違いまるで獲物を狩る肉食動物のようだ。
そんな二人をみると私は頼もしくなる。
今日は貴族の本拠地のような所だ。
もしかしたら警備隊を用意しててもおかしくないような金持ちの店である。
そんな状況でも私達は盗みをやめない。
そうしないと生きていけないのだから。
そしてそれがまた私達の集まる理由、
生きがいにもなっているのだ。
今日の任務こそ失敗しないと私はこころに深く誓った。
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