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「お前、これからどうするの?」
「どうにか生きていく。」
「どうにかってどうするんだよ。きっともうお金ほとんど無いんだろ。」
図星だった。何も言い返せない。
「………はぁ。お前、うち来る??」
「えっ!!」
「お前表情変わりすぎ!」
私は恥ずかしくなって顔を伏せた。
「まあ、でも同居人に許可取らないとなー。」
「誰と住んでるの?」
「俺の相棒?」
彼はニヤッと笑った。
「なにそれ。」
「まあ、とりあえずおいでよ。あいつにも早く紹介したいしな。」
「ありがとう。」
「おう!とりあえず行くよ。こっち!」
彼は力強く私の手を引いた。
そして市場から外れた暗闇に案内されていった。
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