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一玖は落ちてきた唾液を軽く握り、下着に手を入れ架の屹立に擦りつける。
「や・・・っ、なんで、ケツ濡らすんじゃ・・・」
「なんだ、弄ってほしいのこっちじゃなかったの?」
意地悪な笑みを浮かべる一玖。
ベソかいてる架、可愛い・・・。可愛い。
「そっちじゃ、ぁ、そっち・・・もだけど、っ」
自分が吐き出した唾液と先走りが音を立て、下着の中で蠢く一玖の手が後ろの窄まりから亀頭までを這い上がりまた下りてを繰り返す。
痛みを感じるほどに張り詰めたそこは、少量の白濁をとろりと零す。
「一玖っ、だめ、だめ・・・っ、出・・・」
「続きは帰ってからにしよっか」
一玖の手が下着から抜かれ、絶頂の一歩手前で解放された架は、震えながら途切れ途切れの息を吐く。
ダッシュボードから取り出したウェットティッシュで手を拭く一玖を恨めしそうに涙目で睨むと、架は下げられたボトムスのジップを上げ服を整える。
反抗的な目つきの割に従順な架が愛おしくて、可愛くて仕方ない一玖。
外で犯して、嫌がる架を思いっきり泣かせたかったなぁ・・・。でもダメだ。市太さんの時のように、乱れた架を誰かに見せるなんて二度としたくない。
一玖は湧き上がる欲望を理性で抑え、旅館から少し離れた自宅マンションへと車を走らせる。
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