開店二日目

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開店二日目

今日も昨日と同じ時間に店を開ける。 空を見あげれば青く澄んだ空が何処までも広がる。暫く眺めていると「店長~」と店の中から声が掛かる。まだまだ眺めていたかったがお店を開けないと。 今日は昨日よりも人が来てくれるといいな。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー カランカラン 高い音を響かせ扉の鐘が鳴る。 「いらっしゃいませ」 入ってきたのは20代位の女性一人だった。 「コーヒーをアイスでお願いします」 「畏まりました」 今日は平日女性が来るのは珍しい 「お待たせしました。アイスコーヒーです」 「ありがとうございます」 女性は鞄から本を取り出しコーヒーを飲みつつ読み始めた。 どれくらい経っただろうか、女性は本を読み切りお代払って帰っていった。 「無口な人でしたね」 「あぁ」 また、来てくれるだろうか。 その後は昨日も来てくれたお客さんが来てくれてその日は終わった。
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