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心療内科への通院
初めて通った心療内科で処方された薬は抗不安薬というもの。
調べてた時に知った薬とは違う薬。
名前の通り、飲むと不安がなくなって落ち着くことができる。
それを毎日仕事前に飲むことで、落ち着いて人前で振る舞えるという自信をつけさせて治していく。
しかし、僕の場合は飲んでもあまり効果がなかった。
それに病院の先生も人の目を見ずに話す人だったから、信用出来ず違う病院に通うことにした。
次に行った病院で出して貰ったのがSSRIという薬。
あがり症の人は、セロトニンという幸せホルモンの分泌が少ないので、それを多く取り込めるようにするもの。
うつ病の人もこの薬を使うことがあるらしい。
この薬は凄く効果があった。
人前で何かをする時に震えることも少なくなったし、何より気分がよくなるのを感じた。
効果を感じることが出来たから、先生と相談しながら、服薬してもいい最大量まで飲んでいた。
仕事では堂々と電話を取る事が出来るし、プレゼンでも震えずに出来て、本当に嬉しかったのを覚えている。
日常生活でもこれまでみたいに人の目を気にしなくなったので、堂々と振る舞えるようになった。
この薬さえ飲んでれば、あがり症に悩まされなくて済むと思うと、救われた気持ちだった。
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