ママの愚痴

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この部分、マーくんには聞こえていなかったと思うけど、ママはパパにこう言ったんだよ。 「子どもたちは発達障害を理解している。特にマーくんは自分もそうだと自覚して、障害になる部分をカバーできるように、私と一緒に毎日工夫して努力もしてる。病気だとか、治らないとか、そういうこと言わないで」 パパは横柄な態度でこう言った。 「済んだことは仕方ないな」 「そうね、もう言っちゃったもんね。でも、だからこれからは子どもたちの前で2度と言わないで。それだけ」 パパの考えを変えるのは難しい。 だって、正しく知ろうという気持ちが無いから、ママが何を言おうと全く通じない。 自分で勉強してくれるのを待つしかない。 だけど、それを待つ間、間違った偏見に私たちを巻き込んでほしくない。
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