11.不機嫌な修太郎さん*

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「しゅう、たろうさんっ、ヤメ、ッ……」  彼が目指す場所が直感的に分かってしまった私は、腰を揺すりながら修太郎さんの動きに一心不乱に(あらが)った。  でも、そのせいで開いてしまった太腿(ふとも)隙間(すきま)を、(みずか)らの片膝(かたひざ)で割るように修太郎さんが立ち位置を変えていらして。  足が閉じられなくなったことで、修太郎さんの指が容易に(もも)(あわい)の秘所へ届いてしまう。  そんなところを他者に触れられたことなんてもちろんなくて。  私は恥ずかしさで目端(めはし)に涙を(にじ)ませた。 「ダメ、修太郎さんっ、そんな、ところ……、汚、いの、ですっ……」  思わず非難めいた声音でそう言えば、私に(おお)いかぶさるようにして下を責めていらした修太郎さんが、耳元でクスクスとお笑いになった。
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