11.不機嫌な修太郎さん*

8/24
前へ
/481ページ
次へ
日織(ひおり)さんの身体に汚いところなんてひとつもありませんよ」  ついで、やや低められた声で、内緒の話でもなさるようにそうおっしゃる。  そうしてスカートの(すそ)をほんの少し(まく)り上げるようにして、下着越しに柔らかな谷間のその終点にある秘芽(ひが)に触れていらして。 「あっ、や……ぁんっ……」  ピリリと走った刺激に、奥の方からトロリと熱い蜜が吐き出されて下着を濡らしたのが分かった。  今まで感じたことのない心地良さに、思わず身体がビクンと跳ねて、それと同時に私は明らかに熱に浮かされた嬌声(きょうせい)を上げてしまう。  きっと、そこへ触れておられる修太郎さんは、下着越しでも私が濡れてきていることに気付いておられるはずだ。  そう思うと、恥ずかしくてたまらなかった。
/481ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2870人が本棚に入れています
本棚に追加