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修太郎さんはそうおっしゃると、私の身体をくるりと回して自分と向き合うようになさった。
そうしてから、机の上に私の身体が完全に載るように抱き上げると、そのままキスをしていらして。
「んっ、ぁっ」
唇を塞がれていても、下腹部で彼の指が敏感なところを擦ったり摘んだりする度に、私は思わず声を上げてしまう。
その都度、修太郎さんがキスの角度を変えては私の声を封じていらして。
クチュクチュという濡れた水音と、喘ぎ声にも似た私の吐息、そうして修太郎さんのどこか興奮したような呼気が、静かな会議室にやたらと響いて。
私は懸命に嫌々をするけれど、修太郎さんは私を責める手を緩めては下さらなかった。
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