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「あのっ、……お手洗いに……」
それは自分がまだ先ほどの熱の名残を、身体に残したままだと告白するようで……とても恥ずかしかった。
それなのに。
「その必要はありません」
修太郎さんは私の身体をギュッと抱きしめると、私の求めを無下になさる。そればかりか、机に手をついて立つようにうながされて。
「しゅ、修太郎さんっ?」
その行動に驚いて思わず彼を振り返ると、修太郎さんが少し低めの声で「動かないで?」とおっしゃりながら、私の後ろにひざまずかれたのが見えた。
「な、何を――っ」
なさるおつもりですか?と聞こうとしたら、刹那お尻に彼の呼気を感じて。
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