11.不機嫌な修太郎さん*

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「あ、ゃっ……ん」  次の瞬間、温かく湿ったものが下半身を()ってきて、その甘くとろかされるような刺激に、身体が痺れたようにびくりと反応した。  何が起こっているのか理解が追いつかないその感触に、私はもじもじと足をすり合わせる。  けれど、太腿(ふともも)を修太郎さんの両手に押さえられていて、思うようには動けなくて。  自由のきかないもどかしさが、余計にむずむずとした変な気持ちを呼んでしまう。 「んっ、あ、それ……ダメっ、しゅ、たろぉ、さんっ」  このままじゃ、さっきみたいにゾクゾクしたのが、きちゃう……。 「や、あんっ」  思った途端、また下腹部がじゅん、と切なく(うず)いて……熱い密が吐き出されたのがわかった。  下着を身につけていない現状で(あふ)れ出たぬめりは、肌を伝うしかないはずで。 (どうしよう。私、スカートまで汚してしまったかもしれないのですっ)
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