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家でナプキンを捨てて、察しのよい母に変に勘ぐられるのは嫌だったので、帰る間際に市役所のお手洗いで処理して帰った。
そういうことをする自分が何だか不良娘みたいに思えてしんどくて、都市計画課の皆さんへの挨拶もそこそこに、私は帰途についた。
修太郎さんには恥ずかしさから皆さんにしたのよりももっと素っ気ない挨拶だけでお別れしてしまった。
そんな私に、修太郎さんが何か言いたそうなお顔をしていらしたのには気づいていたけれど、どう接したらいいのか分からなかった私は、気付かないふりをして足早に庁舎を後にした。
服を全て脱ぎ終わって、最後にショーツをおろすと、クロッチ部分が何となくゴワゴワとした手触りで、それが下着が濡れていた証拠みたいに思えて、恥ずかしくてたまらなくなる。
お風呂に持ち込んで下着をもみ洗いすると、ぬるりとした感触がして、そのことに驚いて思わず動きが止まる。
(私、修太郎さんの前で何てはしたなく乱れてしまったのでしょうっ)
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