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修太郎さんは挙動不審になっていた私のあごを空いた方の手でとらえていらっしゃると、そっと唇を重ねられた。
舌と舌がこすれ合う熱い感触が心地良くて……気がついたら私は夢中で修太郎さんのキスに応えていました。
口付けがどんどん深くなったころ、修太郎さんは私の右手にご自身の手を重ねていらっしゃると、私の手ごとご自身を握り込むように掴んでいらして。
それだけで、私の手の中の〝修太郎さん〟がさらに一層、硬く張り詰めていらしたのが分かった。
いつの間にかあごにかけられていた修太郎さんの手が、私の胸を服越しに包み込むように触れていらして。
時折こすられる双丘の頂にある敏感な部分への刺激に、私は目尻に薄らと涙が浮いてくるのを感じた。
余りに気持ちいいと泣いてしまうものなの?と、熱に浮かされてぼんやりとした頭で思う。
さっき、嬉しくて泣いたばかりなのに、今度は気持ち良くて泣いてしまうだなんて……私の涙腺は一体どうなってしまったんでしょう⁉︎
修太郎さんに触れられていること、修太郎さんに触れていること。そのどちらもが嬉しくて……心地良くて……。
でもすごく恥ずかしくて。全身がほわほわとした浮遊感に包まれる。
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