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荷物をガサガサして、新しい下着とスキンケアグッズを取り出すと、それを小さな袋に移し替えました。
剥き出しの下着を持ち歩くのは、どう考えても恥ずかしくて無理なので、そういう支度もしてきました。
そのぶん荷物が嵩増してしまいましたが、私にしては優秀ですっ。
下着を用意した後で、少し迷って、底の方から薄桃色にイチゴドット柄のルームウェアも取り出しました。
フレアスリーブの半袖のTシャツに、共布の短パンがセットになっているものです。
コットン素材で、肌触りが心地良くて気に入っています。
お泊まりに際してインターネットでリサーチしてみたら、もっとセクシーなパジャマもありました。
でも私のお子様体型にはセクシーなものは似合わないのでやめておいたのです。
家では割とネグリジェも愛用していますが、あれは下手をすると眠っているうちに裾がまくれ上がって恥ずかしいことになり兼ねないので、今回は選択肢から外しました。
ネグリジェ、座ってお話ししたりする分には、女性らしくて可愛いと思いますし、本当問題ないんですけれどっ。
……やはり私の寝相が悪いのがよくないんだと思います。
シャンプーやボディソープは入れられなくて持参を諦めましたが、とすると私、お風呂上がりには修太郎さんと同じ香りになるんですねっ。
きゃー、何だか照れるのですっ!
あれこれ考えながらせっせと身支度を整えていたら、向こうのほうで扉が開く音がしました。
次いで、フローリングを近づいてくる足音……。
(き、緊張しますっ)
私は準備したものを一式胸に抱えると、一度深呼吸をして立ち上がりました。
と同時にリビングの扉が開いて――。
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