31.あなたに、キスのその先を〜第二夜〜*

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 そうしてベッドの縁にちょこんと腰掛けてみましたが、なんだか落ち着かなくて……ベッドの上に上がってみました。  掛け布団を半分に折り畳んでよけてから、枕の手前に正座してみます。  どうしましょう! やっぱり落ち着かないのですっ。  私は色々考えてから、結局ベッドに寝そべって肌布団をかぶりました。  顔を出しているのはなんだか恥ずかしくて、ジワジワと下に降りて布団の中にすっぽりともぐりこみます。  その状態で右にゴロゴロ左にゴロゴロ寝返りを打ちながら、ソワソワとした面持ちで時間を過ごしました。  服は着たままお布団に入ってしまいましたが、正解だったでしょうか?  ふと脱いだ方がいい?と思いましたが、あまりに準備万端ははしたないのでやめておこう、と思い直します。  それに、想像してみると、修太郎(しゅうたろう)さんに少しずつ服を剥ぎ取られていく方が何だかドキドキする気もして――。  って私、何を考えているのでしょうっ!  ひゃー、は、恥ずかしいのですっ。  思わず布団の中で顔を覆って真っ赤になってもじもじしていたら、 「随分、楽しそうですね?」  不意に声をかけられて、お布団をはぎ取られてしまいました。
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