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男性の皆さんが、仕事の話や世間話を交えながら楽しそうに盛り上がる。
私はそんな皆さんを見るとはなしに眺めながら、時折話を振られた時にだけ笑顔で相槌を打っていた。
私が意図的に関わらなくても、皆さんお構いなしに盛り上がっていらっしゃる距離感が心地よくて、ほんの少しずつ緊張が解れてくる。
塚田さんがジョッキを持ち上げたり料理を召し上がられるたびに、視界の端に彼の腕まくりした二の腕が見えて、その男らしさにドキッとした。
それを誤魔化すようにおすすめされたレバーの煮物を口に運んだら、トロリと口の中で溶けていくようで、その美味しさに思わず声が漏れてしまう。
「――んーっ♥」
レバー独特の臭みも少なくて、本当に食べやすかった。
「うまいでしょう?」
レバーを口にしたまま思わず笑顔になっていた私に、塚田さんが小さく笑いながらそう話しかけていらっしゃる。
「……はっ、はい……っ!」
(あーん、どうしましょう! 美味しさのあまり気の抜けた顔をしていたの、大好きな塚田さんに見られてしまったのですっ)
恥ずかしさに、私は思わず真っ赤になってうつむいた。
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