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「ひぁっ……、しゅ、たろぉさんっ、ダメっ」
途端ビクンッと身体を震わせて目尻に涙を浮かべる日織を、修太郎は余す所なく食べ尽くしたくてたまらない。
今日も瑞々しく熟れた桃の果実のような日織の身体は、ほんの少しの刺激で簡単に蜜を溢れさせてしまう。
「日織、雨続きだってコインランドリーに行けばシーツはすぐに乾きます。それに……僕の家には替えのシーツだって沢山用意してありますよ?」
言ったら、日織がハッとしたように修太郎を見つめてきた。
人より少し色素の薄い瞳が、こぼれ落ちそうなくらい大きく見開かれて。
「修太郎さんっ、そんな名案、私、思いつきもしませんでした! 私、まだまだなのですっ」
付け加えるように「よかった……」とつぶやくと、日織は安心したように修太郎にきゅっとしがみついた。
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