◆私、まだまだなのですっ/スタ特より転載

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「あの……だったら……今日もたくさんたくさん日織(ひおり)を愛してくださいますか?」  「私を」ではなく「日織を」と言ったところに彼女の中の女を垣間見た気がして。  ――いつの間に、この子はこんなにおねだり上手になったのだろう?  内心戸惑いながらも、 「もちろん。元よりそのつもりですよ?」  修太郎(しゅうたろう)はそう答えて、すぐそばの愛らしい唇をふさぐ。  と、それを待ち侘びていたようにおずおずと日織の口が薄く開かれて。  修太郎は遠慮なく彼女の甘やかな口中へ、熱い舌を差し入れた。  ――日織さん。最悪お風呂でするという手もあるんですけどね?  そんなことを思いながら。
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