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「あの……だったら……今日もたくさんたくさん日織を愛してくださいますか?」
「私を」ではなく「日織を」と言ったところに彼女の中の女を垣間見た気がして。
――いつの間に、この子はこんなにおねだり上手になったのだろう?
内心戸惑いながらも、
「もちろん。元よりそのつもりですよ?」
修太郎はそう答えて、すぐそばの愛らしい唇をふさぐ。
と、それを待ち侘びていたようにおずおずと日織の口が薄く開かれて。
修太郎は遠慮なく彼女の甘やかな口中へ、熱い舌を差し入れた。
――日織さん。最悪お風呂でするという手もあるんですけどね?
そんなことを思いながら。
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