ビッチナイト

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スーツ姿のお兄さんはカウンターへと座る。 タイミングを伺いながら俺もショットを片手に近づく。 「お兄さん一緒に飲まない?」 と猫を被って近づき、太ももを撫でる。 「積極的だね」と柔らかく笑いかけてくるお兄さん。 今日は上玉ゲットだな、切れ長の目に黒髪を後ろに流している。 身長も高い、180くらいかイケメンの部類に入る。 ショットをまた一気に飲み干し 「お兄さんお名前は?」と必殺潤目上目遣いで聞く。 「タクトだ、君は?」 「ミケって呼んで」本名はサトルだが野良猫みたいな生活をしているのでミケと名乗っている。 「タクトさん…今日これから暇?」 太ももを撫でていた手にタクトさんの手が重なる。 「俺でよければ、でももぉちょいお酒飲ませてね」とウインクを投げかけられた。
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