光のもとへ

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太陽の存在など忘れてしまうほどの鈍色の空 薄い霧のベールを纏った景色はどこか遠い存在で 見慣れた景色を灰色に染める いったい どこに居るのだろう 迷子のように うろうろと覚束ない 遠い空まで見渡せば 分厚い雲を割いて飛ぶ 真っ白な鳥 大きな羽ばたきで光の梯子を降ろし ここに希望(ひかり)があるよと 翼を黄金に染めた 辺りの景色は一斉の極彩色
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