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「痛い思いはさせないから」
耳元で囁かれる度に甘い痺れが体を揺さぶる。体の力さえも抜けてしまう。
痛い思いとは何のことだろう・・・・・?
『童貞』に対しての少しばかりの気遣いなのだろうか。ならば女性を用意して欲しかった。美祐が女性ならば抱いていたのかな?
ジャケットと白色のTシャツを脱がされ、性行為の経験がない丞は、されるがままに流れてしまう。
「大丈夫だから」
美祐に頭を撫でられないながら、またしても耳元に囁いて反応を見てくる美祐。ビクッと体を揺らす度に喜ぶ美祐。
上半身を満面なく触り尽くした美祐は、胸の先端をぺろりと舐めた。なぜか唇を狙わない。
「ひゃあ」
裏声のような声が発せられた丞。
「胸も弱いんだね」
感じる部分をわざとらしく声に出して言う美祐。恥ずかしくて堪らない。誰か、どうにかしてくれ。
何度も執拗に先端を舌で転がしながら吸う。自分自身にすら触ったことがない部分がこんなにも感じるとは思わなかった。
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