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雰囲気をぶち壊しにした丞に対して美祐はこう言う。
「なら、目隠しようか。女性にされると想像すればいいんだよ」と。
女性としたいのが山々だけれども美祐の配慮は、有難いと思ってしまった。美祐の声も高声であるために余計に女性へと近付いていく。
美祐が女性ならば、気遣いが出来る素敵な人になれたのだろう。『男』さえなければ、と願いば願うほど虚しくなった。
「キツくない?」
丞のネクタイを目隠しに使ったのだろうか、普段の匂いがする。目元を真っ暗にされてしまい、ネクタイの紐で後頭部の方を結んだ。
「だ、大丈夫」
初めての目隠しにドキドキが走る。こういうのが調教という物なのだろうか。
変態にだけは、絶対になりたくないのが一サラリーマンの本音だ。
美祐に雄を手全体で揉まれた感覚を感じとれる。クチュクチュ、と音を鳴らしながら、雄を勃たせようとしているのが分かった。
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