童貞の✕✕✕

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 最初の丞は、舐められる側ではなく舐める側になると途端に嫌がり出した。 「い、いやっ」 「大丈夫だよ、無理にはしない」  また耳元で甘く囁きを乗せた美祐。相変わらずの悪いやつだ。処女を奪わなかったのは、自分自身で偉いと思っている。 「う、うん」 「ちゃんと息して、鼻呼吸」  嫌がるのをやめた従順な丞は、囁かれた言葉を信じて美祐の雄を咥え込む。  舌で舐めるのには抵抗があるみたいで、あむっと口内に含んだ。  目隠しされながらもノーマルの男が咥え込んでくれた。いや、丞だから嬉しいのだろうか。  ただただ嬉しくなり喜ぶ美祐は、美祐の雄をはむはむと咥え込んでいる丞を途中で囁いた。 「そのまま、鼻呼吸しながら口を離して」  囁かれた言葉のままに美祐の雄を口から離した。  鼻呼吸を止めずにーーー 「んんーっ」  丞の唇くらいならば奪っていいよね。鼻呼吸を止めないように言ったのは唇を欲したからだよ。  目隠している丞の表情は分からないけれど頬色さえ見れば分かる。丞も喜んでくれたら嬉しいなぁ。
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