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最初の丞は、舐められる側ではなく舐める側になると途端に嫌がり出した。
「い、いやっ」
「大丈夫だよ、無理にはしない」
また耳元で甘く囁きを乗せた美祐。相変わらずの悪いやつだ。処女を奪わなかったのは、自分自身で偉いと思っている。
「う、うん」
「ちゃんと息して、鼻呼吸」
嫌がるのをやめた従順な丞は、囁かれた言葉を信じて美祐の雄を咥え込む。
舌で舐めるのには抵抗があるみたいで、あむっと口内に含んだ。
目隠しされながらもノーマルの男が咥え込んでくれた。いや、丞だから嬉しいのだろうか。
ただただ嬉しくなり喜ぶ美祐は、美祐の雄をはむはむと咥え込んでいる丞を途中で囁いた。
「そのまま、鼻呼吸しながら口を離して」
囁かれた言葉のままに美祐の雄を口から離した。
鼻呼吸を止めずにーーー
「んんーっ」
丞の唇くらいならば奪っていいよね。鼻呼吸を止めないように言ったのは唇を欲したからだよ。
目隠している丞の表情は分からないけれど頬色さえ見れば分かる。丞も喜んでくれたら嬉しいなぁ。
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