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「ぼ、僕は『コレト=マッカーサー』。みんなからは『コレト』って呼ばれてる。どうぞ よ、よろしく」
すると二人はギョッ、と怖いものを見たかのように驚いた。
「ねぇ!コレト!君には苗字があるの?!」
ハリが興奮気味で尋ねる。こくこくっと何度かコレトが頷くと、二人は顔を見合わせた。名前を名乗る時、さらりと苗字まで言える無意識な所作が本物だと二人は一瞬で確信した。
「コレト!お前やっぱ、外の人間なんだな!」
ワックワクのキラキラ笑顔でコレトに近づくウミ。コレトの首後ろから手を回す様は軽くプロレス技のようだ。
「ち、近いよ……」
手で壁を作るコレト。それを見てウミを引っ張るハリ。その間にコレトは二人に質問した。
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