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そしてバスに乗った。 いつもは満員で不満だらけのバスも今日は何とも思わない。 そして俺は、パンツのポッケからスマホを取り出した。 そして、亮士さんとのLINE画面を開いた。 ああ、幸せだ。 友達リストに亮士さんの名前がある。 2人でやりとりした証拠もちゃんとスマホに残ってる。 そう未だに俺はまだ信じられなかった。 ちょっと前まではもう絶対会えないと思っていたし 正直あのBARで会えたのだって偶然だったんだ。 それが、まさか美佳の経由でまた再び会えるなんて夢にも思わなかった。 しかも…あんな…。 ああ、やばい。 完全に思い出した。 キモイな俺。 でも頭の中で何度も繰り返し繰り返し 思い出すぐらい昨夜は幸せな夜だった。
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