大学生~社会人(20代前半位)その1

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北村薫さんの作品も好きで、私シリーズと覆面作家シリーズも、家にまだあります。いま確認したら、空飛ぶ馬(文庫)は初版1994年で私の手元にあるのは1997年で17版…いまじゃ考えられないような増刷… 単行本で借りたあとに文庫を買ったりしてるので、初読はいつかはっきり覚えてないんですが、主人公の年齢と当時の自分の年齢が近いこと、文学部、きょうだい仲その他、「あるある…(あるかもしれない)」と、身につまされながら読んでました。 そして慈愛の中に毒があるといいますか、汚いものを知るからこそ尊さを知るというか。このあたりは執筆時の作者の年齢と教師というキャリアから描かれる説得力だったのだと思います。うーん、こんな先生に教わりたかった。 このころミステリーブームで、舞台でミステリ作家さんによる文士劇もやっていて、テレビで見ました(BSかな?)。 はまりすぎる京極氏や迫真の演技の篠田節子さんは特に印象深いですが、「円紫さんそのもの」と言われる北村氏の癒し笑顔も覚えています。うん、着物が似合うおじさまの安定感て、素晴らしい… 北村作品は、覆面作家のほか、スキップシリーズ?もドラマになりましたが、松坂慶子さんのセーラー服姿も印象深いです。(なんか変なとこばかり覚えてる私)
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