仮面交友記録

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本当はただ、親友とずっと一緒に居たかっただけなのに。本当はいじめの証拠なんて1つもなかった。そう言っておけば、大人しく私と一緒に居てくれると思った。私の事大嫌いだったのは分かってた。けど、友達が居ない私にあてがわれたあんたが、私のゆういつの親友だった。一緒に遊ぶのが楽しすぎて私は我が儘になってた。でも親友だし良いかと思ってた。あんたにいじめられた時も、いつか戻って来てくれると思ったのに…。寂しくて援交みたいな事もしたら、余計に寂しかった。日常に戻ったら、あんたは遠い場所にいた。あんたは友達と楽しくやっていて、とてもムカついた。隣に居るのは、私である筈なのに。 ねぇ、麻衣子。何で自殺したの? 私、ただ勉強教えてよって言っただけだよね?首吊りなんて教科はないよ? 本来なら、私と一緒に受験勉強してた筈だよね?どうして遺書に田中女神がウザすぎて生きずらいなんて書くの?親友なのに。 女神は故小南麻衣子儀葬儀会場と書かれた案内看板に頭を付けて泣いた。こんな筈じゃなかったのに。女神が号泣する地上では、煙になった麻衣子がゆっくりゆっくり天に向かって昇っていった。
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