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命短し恋せよ……( ̄-  ̄ ) ンー
とある施設で介護をやっているアタシ。
介護は天職だと思っている……が、田舎の真夏をなめたらアカン!
自転車で40分、爆走して30分。アスファルトの照り返しと田んぼの水の照り返し、おまけに日影が無い!何度か熱中症気味になり今じゃ夜勤だけ月に2回という勤務。
長女の扶養に入ってるから涼しくなったら増やそうかな…
なんて思ってたアタシが甘かった!要介護2とか3だと、ほぼ日常会話が出来たりする。
つまりキャッチボールは出来るのだ…特養にいた頃は変化球が来るのが楽しくて、そうきたかぁと笑っていられた。
女の中に男1人。わかりやすく言うとばあちゃん達の中にジィちゃんが1人。
このジィちゃんには奥さんがいる……にも関わらず隣りのばぁちゃんを口説きにかかる。
お互い連れ合いを亡くしてると言うのなら、恋せよジジババ!と言いたい所だが…ちょっと違うんでないかい?!
90近い歳だと手を繋ぐのも照れていた時代なんじゃ?!
まぁ……その辺は置いといて、人として素晴らしいと思うのは『ありがとう』を素直に言葉に出来るのだ。
これは感動ものである!ただ家族にも素直に感謝しなきゃいけないよ?!
アタシら介護士にだけ言っても何の徳にもならないから…
若い時は高齢者同士の恋愛なんてキモイ!とか思ってた貴方!
貴方も歳は取るんです!平等に!シワ増えたり白髪になったり髪の毛薄くなったり!
避けて通れない!
ならば命短し恋せよジジババ!
人を好きになるという事は、とても素敵な事。好きと憧れは違うように恋と愛も似て非なるもの。
この違いが解るには、相当の悟りが必要になる……と思うでしょ?!
簡単なんだなぁ。アタシが貰ってきた愛をあげるよ!
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