日本のお化けガール(仮題)

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日本のお化けガール(仮題)

R1.11.05のイラスト  性懲りもなく、また妖怪画を描き始めました。タイトルは「日本のお化けガール(仮題)」です。主要キャラの二面女(にめんじょ)と口裂け女のペン入れが終わったので、とりあえずのご紹介です。 a670f5c6-e4ed-4584-8e40-994051891a75  ポケットに片手を突っ込んで、すました顔で煙草を吸っているのは口裂け女です。昭和の時代に、日本全国を恐怖のどん底に叩き落した妖怪ですね。  口裂け女はマスクをしている顔は美人(未確認情報です)なので、目鼻立ちはきれいに描きました。そしたら全然怖くねーの。(笑)  Instagramでも同じ絵を紹介したのですが、「可愛すぎる♥」との批評を頂きました。まあ、怖がらせる絵を描くつもりではなかったので、別にいいんですけれどね。  さて、もう一方の主役キャラの二面女ですが、彼女のデビューは1968年の大映映画「妖怪大戦争」です。つまり伝承から生まれた妖怪ではなくて、映画のキャラクターとして創作された妖怪だったのですね。  この「妖怪大戦争」ですが、僕が子供の頃には毎年夏休みになるとテレビ放映されていました。(たぶん長崎だけ)もう何度となく観ましたよ。ろくろ首と二面女の女優さんがキレイでねぇ。毎夏彼女らに会えるのが、子ども心にほんのり♥でございました。 (⋈◍>◡<◍)。✧♡  前述したように、二面女は映画のための創作妖怪です。そのくせ観客受けするような、特別な妖力を持っている妖怪ではありません。後頭部に醜い顔がついているのですが、振り返って人を驚かす以外、恐ろしい技がないのです。  物語中でも、彼女は正義感が強くて子ども好きの「良い子ちゃん」キャラでしたしね。  以上のことから僕が密かに思っていることですが、二面女の元ネタは、前のイラストでご紹介した二口女ではないでしょうか。映画製作のデザイナーがたまたま二口女のデザインが好きで、亜種として創作したキャラではないでしょうか。  今回のイラストを描くうちに、両者がすごーく似ている気がしてきました。どちらも特に恐ろしい技がなくて、ただ存在しているだけ。口裂け女のように100mを6秒で走るほど瞬足だったり、人を好んで襲う凶暴性を持っていたりしないのです。  この件については、少しネット検索などしてみて、確認してみようと考えています。てなわけで、次回をご期待していてください。  皆さん、あまり興味ないかな……。(笑) (;^ω^)
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