浮世離工房

いつもと違うものを描きたくなったので

R02.01.19のイラスト

　少しだけ思うことがあって、いつもと違う絵を描きたくなりました。
　イメージ的には、漠然としているのですけどね。
　現在本業の繁忙期で、ちょっと疲れているせいもあるのだろうけれど、きっちり線を描いていくような絵は気分的にキツイのです。
😓

　そういうわけで今回は落書きに徹しようと、コピー用紙に鉛筆でクチュクチュっと描いてみました。ただしそれだけでは色的につまらないので、スマホ撮影してからデジタル着色しました。
　リュックサックとスニーカーを描きました。
自分でも、いったい何だってこんなものを……という気もするのですが､ふとした拍子に、二十年ほど前に美術雑誌で見た絵を思い出してしまって。

　その絵は海外の若いイラストレーターさんが描いていたのですが、シンプルで、シャキッとしていて、技術的に抜きん出ていました。
　彼はスニーカーやバッグ、化粧品や香水瓶を題材に選んでいました。普通ならば絵の題材にならないものですが、彼の手にかかると魔法のように素晴らしい題材になって、素敵な作品ができあがるのです。

　彼の絵が載っていた雑誌は長く手元に置いていたのですが、いつの間にかどこかへ消えてしまいました。きっと間違って捨ててしまったのでしょうね。そして雑誌が手元から消えると同時に、彼のことも少しずつ忘れていくのです。
　雑誌がなくなってから長い年月が経ちました。恥ずかしながら、もう名前も思い出せません。
😢

　実はこのイラストは、彼の絵を再現してみたくて描いたものです。でも、やはり違いますね。どうしても自分の癖が出てしまいます。それに、余白が怖くてつい描いてしまったバックの植物もダメですね。今回のイラストに、植物は邪魔でした。もう少し構図を勉強しなければいけませんね。

　来週は人物の落書きイラストを公開します。海外の彫刻家さんに影響を受けたものです。
　へんてこなイラストですが、ぜひ見に来てやってくださいね。😁🙇