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この惑星に僕は孤独
R1.10.21のイラスト
これまでの妖怪画とはちょっと趣を変えて、ロボットなどを描いてみました。
タイトルは、「この惑星に僕は孤独」です。
このイラストを描いている間に、少し小説のネタなども浮かんできたので、「いつの日か作品化した時の表装にしてもいいな……」と、表装画っぽく文字を入れてみました。ビジネスでは死んでも表装画の依頼など来ないので、投稿サイトで自作自演でやっています。自慰的な遊びですけれど楽しいですね。
文字の入っていない正式(?)なイラストは、イラストコーナーでお披露目するとして、ここでは遊びテイストの作品を公開させていただきます。
いかがでしょう? このロボットのデザイン。けっこう間抜けな感じに仕上がっているでしょう。(笑)
中古でポンコツな感じとか、間抜けで愛嬌のある感じとか、どこか動物的で可愛い感じとか、好きなタイプのロボットを模索しながら描いていたら、こうなっちゃいました。どういうわけだかヘッポコに惹かれます。(笑)
僕が子供の頃は、マジンガーZを始めとしたスーパーロボットアニメが全盛だった時代でした。でもね、強くてカッコいい奴はあまりよく知らないのです。マジンガーとか、ガンダムとか、超絶メジャーな存在を少し知っているだけかなぁ。
もちろんSF大好きですし、SFと人工生命体とは切っても切れない間柄です。でもね……。スーパーロボットとか、本当に知らないんだよぉ。(勉強不足)
( ノД`)シクシク…
僕が生まれて初めて好きになったロボットは、古典SF映画「禁断の惑星」に登場したロビーですね。もちろんオリジナルの映画は知らなくて、子供雑誌の片隅に載っていた小さな白黒写真だったのです。
そして「ウルトラセブン」に登場したキングジョー。リアル放送時はとても幼かったので、内容の記憶はありません。ジョーを好きになったのは、これまた子供雑誌経由でした。
トレースしましたよ。両ロボットともに、B鉛筆で何枚も。すごくヘタクソでしたけれどね。
(;^ω^)
さてさて、ニキビ面のマセガキ時代に好きになったロボットは、1927年に公開された超古典SF映画「メトロポリス」のマリアですね。著作権があるかもしれないので、ここで画像掲載できないのが残念ですけれど。
(T_T)
マリアは、現代でも数多くのイラストレーターの手によって作品化されているので、「メトロポリス」を知らなくても彼女のルックスだけは知っている……という方もいらっしゃるのではないでしょうか。SF的設定とデザインが秀逸なだけでなく、白黒で無声映画という点でもクリエさんたちの創造力を掻き立てていると思います。
これは根拠のない噂ですけれど、「ウルトラマン」のデザインもマリアを原型にしている……と、何かの本で読みました。(ホンマかいな。(笑)でも、実際に比較するとよく似ている)
イラストレーターの大御所である空山基さんの「セクシーロボット」も、女性的な意味でマリアっぽいかな。
「メトロポリス」のマリアが出てくれば、紹介しない訳に行かないのが1886年に発表された小説「未来のイヴ」に登場するハダリーです。
リラダン作、ギリシア神話の「ピュグマリオーン」を下敷きにしたこの作品は、完璧な女性美を持つ人造人間ハダリーに霊的精神が宿るのですが、その結末は……というお話なのです。
僕の19世紀好きともマッチしているので、もう、もう、もう……大好きなお話ですね。読む人によっては「退屈」との感想もありますが、影響を受けたクリエさんも多いと聞きます。
「攻殻機動隊」で有名な押井守監督作品「イノセンス」にも、ハダリーが登場しているとか。見ていないので何とも言えませんが。
ちなみにハダリーという名前は、ペルシャ語で「理想」という意味を持つそうです。
(゚∀゚)
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