浮世離工房

トニヤ・ジョッセル シリーズ扉絵（没）バージョン

R1.11.01のイラスト

　現在トニヤ・ジョッセル シリーズ第5話「エデンの再構築」を執筆中です。トニヤを主人公にした話の最終話ということで、あれこれと展開を考えつつ楽しみながら書き進めています。
　実は、物語と同時進行で扉絵も作成していました。今回ここで公開するのは（没）にしたバージョンの2作ですが、決定稿バージョンができるまで、このページで少しずつ公開していきたいと思っています。
　つまり、これからも（没）のイメージが量産されると想像できるので、少しだけでも日を当てたくなったのです。(笑)

　まず最初の（没）バージョン。

　いつもは水彩紙に線画を描くのですが、デジタルで着色する際に水彩紙の凹凸が邪魔なので、今回は表面の滑らかなケント紙を使用しました。おかげで手書きの絵をスマホ撮影して、線画抽出する際もスムーズにできました。デジタルでの塗りつぶし着色もムラがなくて、気分の良い出来上がりです。

　さて、なぜこれが（没）になったかというと、理由は「地味」の一言です。シックで落ち着いた配色にしようと画面を作ったのですが、描き終えて一呼吸置いてから見ると、何か物足りなく感じてしまいました。3Dでピンクの水玉など入れてみたのですが、それでも地味な印象が……。
　仕方がないので、猫の画像はそのままにして、配色を変えてみようと考えました。
(;^ω^)