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第1話 蘭子ちゃんの不思議な力
【設定】
彼女の名前は 鳳 蘭子(おおとり らんこ)歳は17才高校2年。
父は魔界の王様、母は魔界と地上界のハーフ。
蘭子は魔界の しきたり として 20才になれば 魔界に帰らなければ ならない。
父は魔王として魔界を司りながら、時々 地上界に降りて来て、人間の姿に変わる。
母は 二度と魔界に帰れない覚悟で 地上界にて 蘭子を育てている。
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おきょう
「蘭子〜☆ 今日も暑かったね〜☆
ちょっと そこの コンビニで ジュース買おう …。」
さちこ
「蘭子〜☆ さっきから 何 黙ってるの〜?
具合でも悪いんじゃない? 」
蘭子
「大丈夫! そうじゃないったら☆
心配しないで……。」
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蘭子の母
「蘭子… 帰ってたの? 元気無いぞ〜☆ 」
蘭子
「お母さん、今日は何か胸騒ぎが するんだ。」
母
「分かるの? 実は お母さんもよ。
きっと魔界の ならず者達が 地上界に降りて来て 悪さをしているのよ。
早く 見つけて 魔界パトロールに連絡しなきゃあ! 」
蘭子
「お母さん…魔界パトロールなんて あるんだ。」
母
「そうよ、でも確証が無いと逮捕できないからね。
それに奴らは人の心も 操れるから…
タチが悪いわ。」
…………………………………
魔界から来た ならず者
「おい! オレ様を誰だと思ってるんだ?
オレ様は 魔界ても一二を争う極悪非道の大悪党;
タピオカ・トレイン・セラール様だぞ! 」
通行人 A
「何だって?
タピオカ・トレイン・セラール…?
知らねえなあ… 」
セラール
「問答無用! 石に変えてやる! それ! 」
通行人 A
「ああ〜! …………☆ 」
魔界の大王
「こら〜! 誰に断って 地上界で 悪さをしているのか? 魔界憲法13条の風紀違反 及び 傷害罪で身柄を確保する!」
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蘭子のクラスメートの 崎永イサム
「蘭子ちゃん、一緒に帰らないか?
ちょっと話もあるし…… 」
蘭子
「イサム君……話って なあに? 」
イサム
「俺…俺じゃあ、頼りないかな?
蘭子の彼氏として…? 」
蘭子
「イサム君、そんな事無いわ。
ただ、今どきは物騒だから…
身体は鍛えておかなきゃね。」
イサム
「なら大丈夫。 空手2段 剣道2段の腕前だ。」
蘭子
「テストって訳じゃ無いけど……
いつか試しても良い? 」
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魔界の悪党:ザラマンダー
「おい! そこの若いの! そうだ お前だ! コッチへ来い! 」
イサムは自分の意思とは反して 知らず知らず 引き寄せられる!
ザラマンダー「おいっ! そこのコンビニへ行って ありったけの金を持って来い! 」
イサム
「ああっ! 体が言う事を聞かない!
ああっ! 誰か俺を止めてくれ! 」
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