サキさん(3)

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サキさん(3)

 「俺サキさんの事好きなんだよ」  俺は左手でサキさんの両腕を抑え、右手でサキさんの性器をいじりながら話す。  正直まったく説得力がないが、俺にはこれしか方法がないと思った。     するとサキさんは俺の予想に反して「わかったから優しくしてよ」  サキさんは俺に同意を示した。  この時のサキさんの気持ちは、俺にはわからなかった。  俺はサキさんを全裸にした後、俺も全裸になりベッドに乗った。  そして改めてキスから始めた。  キス、胸、ヘソ、足そして性器へと愛撫を移行していった。  俺は初めて女性の性器を愛撫した。  それは独特の匂いと味がしたような気がした。  そして俺は堅く勃起したペニスをサキさんの割れ目へと当てた。  俺はこの時能力を発動させた。  そしてサキさんにピンクいオーラが掛かっているのを確認した。  入口がとっても狭いとかキツイ感覚がして、ようやくペニスの挿入に成功した。  入った瞬間サキさんから「痛い!」と大きな声で叫んだ。  サキさんは俺の手を力いっぱい掴んできた。  俺はすぐにピストン運動をせずに、サキさんの手の力が弱まるのを待った。  そしてサキさんの手が弱まったのでピストン運動を始めた。  サキさんは小さな声で「あん」とか「痛い」を繰り返していた。  俺はイキそうになったので膣からペニスを抜いてシーツの上に精子を出した。  シーツはサキさんの血交じりの精子とサキさんの愛液でドロドロになっていた。  サキさんはしばらくの間右腕で目の辺りを隠してジッとしていた。  俺はティッシュで自分のペニスやサキさんの性器そして、シーツを拭いていた。  俺が拭き終わる頃サキさんは体を起こした。  その瞳は少し怒っているように見えた。  「伊藤君!したんだから責任とってよね!」  「責任って何?」  「決まってるでしょ!ちゃんと私と付き合ってよね!なんで私がこんな事言わなきゃ…」  何やらサキさんはブツブツ言っている様だった。  俺は正直めんどくせえと思ったが口に出すと喧嘩になるので「うん、わかった」と答えた。  俺とサキさんは名目上付き合う事になった。  そしてお互いに「サキ」「シンジ」と呼び合うことにした。
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