大きくなる存在

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蒴の気持ちよさそうな吐息が聞こえてきて、どんどん蒴のことを気持ちよくさせたくなってくる。 堪らなくなった俺は、唇を上下させる回数を増やして、激さをましていく。 俺で気持ちよくなっている、それはこの上ない喜びだった。 好きなやつを俺がイかせてみたいと思った。 「.......っ、こう、き」 蒴が俺の名前を呼んで、唇からモノを外させる。 「蒴?」 やり方がマズかったのかもしれないと、不安に駆られてしまう。 「イきそうだからとめた」 「イケよ」 「いやだ。航希の中でイきたい」 「俺の中って.......」 それがどういうことを意味するのか、知識のない俺だってわかる。 俺は女じゃないから、普通にはできなくて、後ろをつかうってことだ。 「とりあえず、やってみるから.......準備しよ」 蒴の手によって、ベッドの上に四つん這いにされる。 「なんか、この格好恥ずかしい.......」 「いいから、力抜いてろよ。きっと最初痛いから」 蒴が自分の指を俺に差し出して「ちょっと舐めて唾液でテロテロにして」と言ってくるので、俺はとりあえず言われるがまま蒴の指を舐める。
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