大きくなる存在

15/15
452人が本棚に入れています
本棚に追加
/50ページ
「あ、ああ!あ.......!」 蒴が勢いよく、俺の後ろを突いて、部屋にはふたりの肌が合わさる音がパンパンっと響き渡る。 そして、我慢が出来なくなった俺の手は自然と自分のモノへと降りていく。 「待って、ダメ.......ちゃんと中で感じてよ」 掠れた声で言われて、触ろうとしていた手は動かせなくなる。 でも、蒴の動く速さは勢いを増していき、俺のお腹はゾクゾクとしてくる。 「ま.......て、へん.......」 「いいんだ.......って、そのまま感じてろよ」 「.......っ、あぁ.......っ!」 激しく動く蒴に、俺の声は我慢なんてできなくて。 「.......っ、こう、き.......俺.......イきそ.......」 「俺、も.......っ.......あっ」 「一緒にいこ.......」 触ってないのに、イきそうになる感覚に、嘘だろって思った。 後ろから突かれてるだけで、イきそうになるなんて、そんなことありえないと思ってたから。 「.......っ、あ.......あ.......あ!イクッ.......あっ、.......あっ!」 俺が絶頂へと上り詰めたとほぼ同時に、蒴も俺の中でヒクヒクと波打って、絶頂を迎えたのがわかった。 俺は初体験を経験したことによって、蒴の存在がより大きくなっていった。
/50ページ

最初のコメントを投稿しよう!