さようなら。

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さようなら。

あの子がいなくなった。 産まれた時からずっと一緒だったあの子。 いわゆる幼なじみというやつなのだろう。 あの子がいなくなるのは二度目だけど、もう絶対に会うことができないのだと知っている。 私はあの子のせいで入院している。 体調が悪いのはあの子のせいだ。 そう言われても仕方がないとは思うけれど。 でもやっぱり私は違うと思っている。 あの子はそんなことする子じゃない。 いや、やっぱり私が悪いからあの子がたとえ私を殺したとしても何も言えないのだろう。 私はずっとあの子から恨まれ続ける。 仕方ないと諦めるしかないのだろう。 だって。
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