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「おお、我が友よ!君は僕のユーモアを最も解した唯一無二の友だ!だから僕は君の誠の明るさを、君の誠の笑顔を、君の誠の思いやりを、君の誠の友情を、そして君の誠におもろい冗談を一生、忘れない!」
僕は柿野が上辺だけじゃない本物の明るさと優しさと友情を持っていて、その上、僕の上辺の道化よりも中身のユーモア精神と品性を評価してくれる唯一の人間であったと、この時点では悟り切ってはいなかったが、彼の事を確かに価値ある人間だと感じていたから芝居掛かった仰々しいパフォーマンスを演じたのだ。そんな僕に可笑しみを感じつつ柿野も大いに感動したらしく悲運な僕らは60年代70年代の青春ドラマを絵に描いた様に、「ケイタ!」「柿野!」と気持ちを込めて呼び合うと、涙して抱擁した。
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