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「それに僕さあ、へらへらしてるだろう。だから結構、受け入られ易いんだ。だから、ほんと、大丈夫、心配するなよ」
「まあ、受け入られ易いのは分かるけど自分の事を卑下して言っちゃあいけないぜ。柿野は決して、へらへらしてるんじゃなくて真に明るいんだ。だから僕でも柿野と打ち解けられたんだ」
「ケイタにそう言って貰えると嬉しいよ。僕、実際、明るいのが一番の取り柄なんだ。だから明るいという点に於いては人後に落ちない積もりさ」
柿野は自信を持ってそう言うと、快活に笑った。
「全く明るいよ、柿野は・・・僕はもう安心した。」
僕は言葉とは裏腹に柿野が去った後の自分が心配になった。
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