+ 朱い花の降る村 +

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太陽を追いかける月と何回か すれ違い 急に泣き出した空の機嫌を伺い1日を過ごす そして昨日までの涙など 嘘であったように すっきりと晴れた朝 針鼠の向かう先から 風に乗って かすかに あの花びらの匂いが運ばれました
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