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「こんばんわ、愛瑠ちゃん。」
「こんばんわ、稀衣君。」
「こんばんわ! お義父さん!」
「……お義母さん、よろしく……」
と家族のよろしくと言う挨拶が終わった。
今今知ったことだけど、私のお義父さんはある有名産業の社長だそうだ。
秘書のお母さんと知り合ったのは、つい最近だそうで、お義父さんの方から結婚を申し出たのだ。
って事は私社長令嬢!?
まじかー、やったね\\(*´▽`*)/
弟は私と同じ、ダイヤモンド小学校の第六学年。
稀衣は学年でも成績がいいらしい。
なんとか、小学校は普通の教育なのだそうだ。
夕食は豪華だった。
夕食が終わると、早速私は稀衣君に話しかけてみる。
「こんばんわ、稀衣君。稀衣君も私と同じダイヤモンドなんやね。」
すると稀衣はジッと私の顔を見つめる。
「それが、何なの。」
くるっと体を回転させて部屋に帰って行こうとする。
「ちょ〜っと、いいかなぁ〜!?」
私は稀衣を呼び止める。
「お姉ちゃんにそんな態度でいいのかな?
お姉ちゃん、怖いよぉ? 今度なんか変な事やったらまじで殺しちゃうよ?」
まぁ、これは事実だ。
ぎょっとした稀衣の顔をみて、私はニッコリと笑う。
「よろしくね、稀衣君♡」
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