プロローグ

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プロローグ

「お、お母さんっ!! 再婚したって本当!? なんでわたしに何も教えてくれなかったんやって!!」 私はお母さんに向かって叫ぶ。 「しょうがないでしょ〜。それより相手の子供とあんた一緒に過ごすことになるんだから仲良くやりなさいよ。」 ん? と今言った言葉に違和感を持つ。 「相手の、子供?」 「そうよ。男の子なんだって。」 「はぁぁ!?!? まじ!? そんなんなら早く言っておいてよ〜。」 トホホと私はうなだれる。 まじかぁ。 「あ、そうそう、明日新しい家に引っ越すから準備しといてねぇ〜。」 「はぁ!? もう、嫌やぁ〜。唐突すぎるわ。」 と私はうなだれながらも部屋に行き、段ボール箱に荷物を詰め込んでいく。 (全くもう、一回でいいから報告してよね!!) 私ははぁぁ、とため息をつくと、明日の朝にまとめるものと捨てるものと色々分け始める。 最後に残ったのは、制服だ。 引っ越したら、もしかしたら学校も変わるんかな。 嫌やなぁ。 と私は制服をハンガーに掛けて、この家で最後の睡眠をとった。 ※岐阜県に住む女の子、という設定なので、方便が混じっています。
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