思い出のクライマックスジャンプ

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「電王はモモたちのお陰で明るく見えるけど、ストーリーは全体的に切ないからねぇ~」  モモタロスは良太郎の仲間の一人。 『イマジン』ではあるけれど、良太郎に取り憑いて一緒に戦ってくれている。  性格は一言で言えば『バカ』。  口は悪いしガラも悪いけど、なんだか憎めない愉快な奴だった。  他にも、嘘つきで女癖の悪いウラタロス。  気は優しくて力持ち、だけど暴走しがちなキンタロス。  無邪気で一番子どもっぽくて、何をしでかすか解らないリュウタロス等々、彼らが良太郎に取り憑くことで、電王はその形態を変える。  所謂、フォームチェンジと言う奴だ。  平成仮面ライダーの殆どがやっているが、設定的に電王は各フォームごとの違いが激しい。  そこも観てて楽しい所なんだけどね。 「解る。侑斗関係は特にね」 「ゼロノスの設定は容赦ないよ。観てると心が息苦しいもん」  俺は、自分が消えるのを覚悟で戦い抜いた、緑色の仮面ライダーを思い出していた。
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