宇宙は卵から

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宇宙は卵から生まれました、 もうどれくらいふくらんでしまったのだろう よくかき混ぜられたメレンゲの粒の一つ一つ に天幕から アリテアルモノが息を 吹き掛けたのです。 アリテアルモノはどれだけ遡って調べても ありてあるものでした アリテアルモノの息吹は 泡立てられたあわ粒一つ一つに吹きかけられました 「神よ、顕れよ・・」 アリテアルモノはそう思いながら丁寧に 泡立てられたメレンゲに息を吹き付けたのです、 すると泡の中に光が現れその中で凝り固まったのです 天幕の向こうからはランランと輝く右目が現れたのです するとどうでしょう、メレンゲの泡の一粒一粒から雷鳴が 響いて来たのです、 神様が誕生したのです、 泡の一つ一つはまだとても狭く神様は窮屈な姿勢で丸く 座してあられました アリテアルモノは天幕から更に息を吹きかけたのです 一粒一粒の泡は息の強弱に波打ちながら段々と 大きく膨れ上がりました、 現代の物理学者が宇宙の晴れ上がりと呼んでいます するとどうでしょう神々は立ち上がり更に泡の一粒一粒は 膨らんでいったのです エジプト神話の天空を支えるヌーはこの時の神様の状態が伝えられたものなのです、 更に天幕から息を吹きかけると 神々は光あれと叫び始めたのです すると天幕は波打ち始めたのです すると大きく膨らんだ泡はまた縮み始めました 神々は呼ぶ声を手に入れたのです 一度立ち上がり世界を見た神々は 今度は泡の中で息吹を吹きかけ雷鳴を何度も鳴り響かせました するとどうでしょう、 泡の中は星々で満たされ何度も光で満たされたのです また窮屈になった神々は星々に向かって 遠くにあれと叫んでしまったのです それから宇宙は膨張を始めたと言うことです 広くなった世界で神は寂しくなって美しい女神を創りました、 神々しいこの女神は黄金率で世界を創り始めたのです、 この神が舞い踊ると美しいもので溢れました 世界は神の音符を手に入れたです 神々は大地を何度も揺らし山を造り始めました
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