詐欺と勘違いされない工夫は代表電話番号を教える

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詐欺と勘違いされない工夫は代表電話番号を教える

「始めて、小説投稿サイトの運営さま経由で、テレビドラマのお話で、ご連絡した時、詐欺(さぎ)だと思ったでしょう」 「詐欺って、そんなことないです」 「そうですか? 私の周りで、商業作品化の話来た人、みんな、最初、詐欺か心配したそうですよ。ネットで出版社が実在するかとか、電話番号、出版社の公式ホームページで確認したりしたそうです。弊社の公式ホームページに掲載されている、代表電話番号をお伝えしました。ちなみに内線11は、私直通です。会社で偉い順に番号ついてるんです。1番は取締役相談役、2番は取締役会長、3番は代表取締役社長です。私は社内で上から、大体11番目くらいという意味です。ちなみに、10番も12番も部長です」 「分かりやすい内線番号です」 「内線10番は、部長の緑川ですが、同輩であって、上下関係はありません」  余計な話する人だなと、日奈子(ひなこ)は、ファインダー越しに思った。秋月(あきづき)は、話の真意を探るべく、相槌を打つ。日奈子(ひなこ)は、佐藤(さとう)部長には、プライベートな話しないどこうと、自分に改めて言い聞かせていた。
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