榛名先輩と私

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榛名先輩と私

「雅ちゃんちょっとおいで」 「なんですかー? 」 ちょいちょい、と手招きされ先輩の側へと駆け寄る。 「さて問題です。数学のテストで赤点をとった俺の可愛い彼女はだーれだ? 」 うっ……こっちは全力で勉強したのに赤点とったんだぞ。全然自慢じゃないけど! というよりなんでそのことを知ってるの!? 「遠回しな嫌味ですか久瀬先輩」 「榛名先輩、でしょ? 」 ぽふっと私の頭に手を置きニッコリと微笑む。 先輩は少し前までニコリとも微笑まないクールな人だったのに、最近はよく笑うようになった。 しかも私がこの笑顔に弱いって気づいてからは必殺技みたいに使ってくる。
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