榛名先輩と私

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「榛名先輩……近いです」 「まあ近づいてるからね」 そのままむぎゅっと思いっきり抱きしめられる。あまりの恥ずかしさにあわあわと腕を動かせば 「まだ慣れないの? ほんと可愛いよね」 俺の彼女は、なんて耳元で囁かれ軽く耳を噛まれた。 「は……るな先輩」 「なあに、雅ちゃん? 」 ああもう私が恥ずかしがってる事に気づいてるはずなのにこの余裕の笑みはなんなの。 「ちょっとからかっただけなのにこんなに真っ赤になっちゃって……これ以上手が出せそうにないね」 そう言って楽しそうに私から手を離した。 ついでに軽く頬にキスを落とされ顔から火が出そうなほど熱くなる。
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