地球人の戯言

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仕事を終えた彼は、さあ寝ようと思ったのだが、 今日は超満月だったことを思い出し、 かなりまぶしいのだが遮光カーテンから覗き込むようにして外を見た。 ―― 今は地獄だな… ―― 外には誰もいない。 月明かりが柔らかだなんて地球人は言っているが、 この星だと灼熱地獄になる日もあったりするのだ。 数え切れないほどの月が、 彼の住む町を崩壊せよとばかりに 月光を照らしている。 ―― 完 ――
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