プロローグ

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「元気だった??凛香ちゃん」 「はい、大輔さんはとっても元気そうですね・・・」 「荷物持つよ」 「ありがとうございます」 波止場に停めていた軽トラックの荷台に私の荷物を載せる。 「花実や舞海(マイミ)も凛香ちゃんの到着を心待ちしてる。急ごう」 「はい」 姪の舞海ちゃんに会うのは東京の実家に遊びに来て宿泊して以来だから半年ぶりの再会だった。 「舞海とはよく『LINE』してるんだろ?」 「はい…」 小学六年生の舞海ちゃん。 「パパには内緒だ」と言って、ボーイフレンド出来たと言う報告を貰ったばかり。 「最近の近況は??」 「それは・・・舞海ちゃんに許可を取らないと教えられません・・・」 「花実もそう言って、俺には教えてくれない・・・三人家族だと言うのに、俺だけ蚊帳の外で寂しいよ」
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